【ボードゲーム】カルカソンヌっぽくも不思議な作品、DON QUIXOTE(ドン・キホーテ)を遊んでみました
ドンキといっても、ペンギン印のお店じゃなくて、アナログゲームの話です。
当時、偶然発見したとき、投げ売り価格だったのでなんとなくゲット。数年間ずっと放置していたのですが、自分の中でボードゲーム・ブームがきたので、満を持して遊んでみることにしました。
パッケージはこんな感じ。
風車を背景にドン・キホーテと、サンチョ・パンサの牧歌的なイラストが描かれています。
このゲーム、カルカソンヌみたいに、街を作っていくのが目的です。
しかしタイルの置き場所はA-1、A-2といった形で指定されており、
カードを引くことでタイルを置いていく、というルール。
ある意味ではボードゲームのカルカソンヌよりずっと、フランスにある本物の城塞都市カルカソンヌっぽいです。枠内にしかタイルを置けないので。
街タイルはこんな感じ。
教会や風車はともかく、騎士までボードにあらかじめ描かれています。
お城は2つだけあり、はじめにボードに配置します。
で、得点タイルの裏はこんな感じ。
このゲームで唯一、ドン・キホーテらしい部分です。
んん? どういうことかって?
どなたも薄々、感づいていたと思いますが、ドン・キホーテという名前がついているのに、街を作るゲームなのです。つまり、パッケージに描かれているキホーテ卿も、従者サンチョ・パンサも登場しません。
しかも。左にうっすら見切れている騎士。鉄仮面です。1~4人までプレイ可能ですが、キホーテ卿が描かれているのは、裏が赤のプレイヤーのみ。つまり、プレイ中じっくり見ることはほぼありません。また4枚のボードやタイルは、すべて色が異なります。
ゲームは全部で3ラウンドあり、それぞれで得点計算をします。
あと3ランド目ですべてのタイルを置き終わります。
上が得点ボードで、60+1点が最終的なスコア。
小さなボードには、どれが得点になるかが描かれています。
70点以上で優秀とのこと。9点届かず。
(タイル裏の絵がキホーテ卿かどうかはゲームに関係ないので、青色をチョイス。もはやドン・キホーテ感ゼロ)
さて、冒頭で触れましたが枠内にタイルを置く、というのがこのゲームのポイント。
4人いれば、4つボードがあります。
街タイルは自分のボードにしか置けません。
したがって、誰かと一緒に遊んでいてもソリティア感の強いゲームです。
最後に得点をどれだけ獲得したか、という部分でだけ、他のプレイヤーが関係してきます。
世界最大級のボドゲファンサイト、ボードゲームギークことBGGでも、ベストプレイ人数はまさかの1人。
Don Quixote | Board Game | BoardGameGeek
(リンク先は英語です)
そこは好みが分かれるでしょう。
ボドゲは相手との絡みがあってこそ、という人もいますし。
ただ4人まで一緒に遊べます、というだけで、1人でも十分楽しいです。
箱が大きいため持ち運びに適さず、お値段もAmazonの新品だと高めと、あまりむやみにおすすめはできませんが、お財布に余裕があって1人で遊べるボドゲを探しているのなら、ありじゃないでしょうか。プレイ時間もさほどかかりません。1ゲーム15~20分といったところ。箱には20分とありますが、慣れれば1人なら15分で終わります。
カードゲーム式のソリティアに飽きたら、こういうのもいいと思います。